睡眠障害

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睡眠障害とは、寝つきまたは睡眠時に何らかの異常があることです。ひと口に睡眠障害といっても症状や病名はさまざまです。有名な不眠症や睡眠時無呼吸症候群も睡眠障害の一種です。睡眠障害国際分類 (ICSD)によると、睡眠障害は以下のように分類されています。

 

■睡眠異常
睡眠自体の質に問題があることです。不眠症、過眠症、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群、概日リズム睡眠障害などがこれにあたります。

 

■睡眠時随伴症
睡眠中に異常な行動が見られることです。夜驚症、夜尿症、睡眠麻痺、周期性四肢運動、睡眠関連摂食障害などがこれにあたります。

 

■内科・精神科的睡眠障害
うつ病や精神病、不安障害などのためにおこる不眠や過眠などの睡眠障害。

 

■その他(未分類のもの)
睡眠障害は、身体的・精神的に大きな影響を及ぼします。身体的には、疲れが取れず体力の低下につながります。

 

律神経やホルモンバランスが崩れ、病気をしやすい体質になります。精神的には、睡眠によって十分な休息がとれないために、イライラや不安、倦怠感や無気力、食欲不振につながります。たとえば、運転手など注意力と判断力が必要な職にある人が睡眠障害になると、事故などの多大な被害を引き起こす可能性が高くなります。睡眠は、健康で安全な社会生活を送るために必要不可欠なものです。睡眠障害についてよく知り、心当たりがある人はすぐに対処しましょう。

 

いびき・不眠・睡眠障害>睡眠障害>睡眠障害 不眠症

 

睡眠障害と不眠症はよく混同されるのですが、正しくはイコールではありません。睡眠障害はいびきや夢遊病など睡眠に関わる問題をすべて含む言葉で、不眠症はそのひとつです。不眠症は、適切な時間帯に眠る時間が確保されているのに、入眠できない、途中で目が覚めるなどの理由でよく眠れず、日中の生活に影響が出る病気です。眠る時間が確保されていることと、長期間続くことがポイントです。眠る時間がそもそもないことは「睡眠不足」や「断眠」であり、一時的に眠れないのは「不眠」で、睡眠障害とは言えません。

 

不眠症には「一次性不眠症」と「二次性不眠症」があります。一次性不眠症は明確な原因がないにもかかわらずよく眠れない病気で、代表的なのは「精神生理性不眠」です。眠れないことへの不安や恐怖から余計に眠れなくなってしまう状態です。一方、身体疾患や精神疾患、薬物の使用などはっきりとした原因がある不眠症を二次性不眠症といいます。不眠症は代表的な睡眠障害ですが、睡眠障害には実に88種もの種類があるとされています。主なものとして、

  • ナルコレプシー(過眠症の一種)、
  • 睡眠時無呼吸症候群、
  • 周期性四肢運動障害、
  • むずむず脚症候群、
  • 概日リズム性睡眠障害、
  • 睡眠時遊行症(夢遊病)

があります。いずれも睡眠の質を低下させるもので、生活に支障があれば治療が必要です。

 

 

いびき・不眠・睡眠障害>睡眠障害>睡眠時無呼吸症候群

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、寝ている間に無呼吸または低呼吸になる病気です。日中の生活に影響が出るほか、生活習慣病を悪化させることもあると言われています。睡眠時無呼吸症候群は、ほとんどの場合上気道が閉塞することによって起ります。その原因はアゴが小さい、扁桃肥大、舌が気道をふさぐなどありますが、特に注意したいのが肥満です。肥満の人はそうでない人よりも睡眠時無呼吸症候群になるリスクが3倍以上あると言われています。

 

診断の目安は、1時間に5回以上10秒を超える無呼吸が認められることです。無呼吸だけでなく、換気量が50%以上低下する低呼吸も診断の基準に含まれます。睡眠時無呼吸症候群の症状は、いびき、起床時の頭痛、日中の眠気・倦怠感、不眠などです。いびきは睡眠時無呼吸症候群と密接に関係しています。いびきも上気道の閉塞から起こり、基本的に原因が共通しています。睡眠時無呼吸症候群が社会的に有名になったのは、自動車や電車、新幹線の「居眠り事故」の原因であったことが明らかになったからです。

 

単なる眠気とは違い、睡眠時無呼吸症候群による日中の耐えがたい眠気は、本人の努力ではどうにもならないことがあります。しかし、そういう人が危険の伴う仕事をするのは甚大な被害につながるので、重度の眠気を引き起こす睡眠障害を抱える人は、免許が取れないことが道路交通法で決まっています。

 

いびき・不眠・睡眠障害>睡眠障害>レム睡眠行動障害

 

レム睡眠行動障害とは、睡眠時の夢に反応して大きな声を出す、動き回るなどの行動をすることを言います。睡眠障害の一種で、睡眠時随伴症に分類されます。夢遊病や金縛りと同じような睡眠障害です。人が夢を見るのは、「レム睡眠」と呼ばれる浅い眠りの状態の時です。通常レム睡眠時は筋肉の活動は停止しており、夢に反応して動くことはありません。しかし、レム睡眠行動障害の人は、何らかの理由でこの調整機能がうまく働かず、夢で見たことをそのまま行動に移してしまいます。

 

レム睡眠行動障害は、50代から60代の男性に多く見られます。問題行動は夜中の3時から5時に出やすく、本人がけがをする危険性に加え、家族に暴力をふるってしまう恐れもあります。ケンカをする夢を見て、家具を殴りつけた症例や、ベランダから落下しそうになったという症例もあるそうです。

 

夢遊病と似ていますが、夢遊病は深い眠りの間に起こり、レム睡眠行動障害は浅い眠りの間に起こるという違いがあります。そのため、前者は問題行動中に呼び掛けや体をゆするなどしても目が覚めませんが、後者の場合は目が覚めます。レム睡眠行動障害の原因はまだはっきりしていません。パーキンソン病、脊髄小脳変性症などの脳幹部の疾患で発症しやすいと言われていますが、ストレスが原因とも言われています。治療には抗てんかん薬や運動神経をおさえる薬が有効とされています。

 

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