結核

健康維持&健康回復を願う貴方へ>結核の全て>結核治療(入院治療/

 

 

結核で入院治療が必要な場合は以下の3つの条件の内、1つでも当てはまる場合です。

 

@ 結核としての感染性が高い状態の場合
肺結核、気管支結核で最近2週間以内に痰の塗抹検査で陽性に1回以上なった人で、生活環境、行動から他の人に感染させるおそれのある人。

 

A現時点での感染性は特に高くはないが,入院治療でなければ,近い将来感染性,とくに薬剤耐性結核となる可能性が高い場合

 

痰の塗抹検査では陽性ではないが他の検査で排菌があり以下に1つでも当てはまる場合
A.外来治療中に再び排菌した
B.過去の治療で薬剤耐性があった、あるいは薬の中断や不規則に薬を飲み再発した
C.多剤耐性結核患者から感染を受けた可能性の大きい人の発病
D.呼吸器症状が強い
E.結核薬による重大な副作用がある

 

B結核治療のための適切かつ確実な医療提供が外来では困難な場合
結核の病状から入院が必要な基礎疾患があり結核の治療経過に影響を与える合併症があり、
外来治療が困難などである。糖尿病の持病があり全身状態が良くない場合や精神疾患がある場合などがこれにあたる。

 

どれくらいの期間の入院が必要なのでしょうか? 個人差はありますが平均では4カ月です。 薬の副作用がひどい場合や、結核の再発の場合はもっと長くなることがあります。 退院後も薬を飲む必要があり、治療期間としては6〜9カ月になります。

 

 

【退院できる条件】
感染性がなくなり、退院後の治療継続が確保できることです。人に結核をうつすことがなくなり、退院後もきちんと薬を服用できる状態にあることが必要条件です。退院条件は病院毎に決められている場合が多いです。例えば喀痰検査で3回連続陰性であるなどです。

 

【結核治療終了後について】
結核治療終了後の経過観察について、結核治療を完了した患者の経過観察については基本的には不要です。ただし、患者には結核再発の可能性について十分説明します。 2週間以上の咳・痰・発熱などの症状があればに医療機関(できれば主治医)を受診する。 定期健康診断が義務付けられている職種の人、高齢者は、定期健診を受ける。上記のことに注意して生活してください。但し、副作用や糖尿病の合併症、免疫不全状態によって、 治療の中断をした場合は、少なくとも2年間,胸部X線検査,喀痰検査などによって経過の観察が必要です。

 

 

健康維持&健康回復を願う貴方へ>結核の全て>結核治療(結核病棟

 

 

【結核病棟について】
結核病棟には2種類あります。(病院によってはこの限りではない場合もあります。) 治療早期で排菌量の多い患者さんが入るハイリスクエリアと、治療により周囲への感染力が低下した患者さんが入るローリスクエリアがあります。 ハイリスクエリアのことを隔離病棟、ローリスクエリアを一般病棟と呼ぶ病院もあります。ハイリスクエリアには入院勧告を受けた周囲への感染性が高い人が入ります。

 

 

結核病棟は他の病棟と何が違うのでしょう?
@設備が違います
紫外線空気殺菌器の設置
結核菌は紫外線に弱いので、結核菌をこの装置で殺します。

 

陰圧の病室
病室から菌が外に出ないようにするためです。患者さんが病室に出入りするたびに菌が廊下に出ないようにするためです。

 

換気ができる空調
病室内に結核菌が溜まってしまわないように定期的に空気を換気します。

 

自動ドアでエリアに分断
各エリアで空調が完備され、他のエリアと空気が混じらないようになっています。

 

A患者さんの自由度が違います
ハイリスクエリアにいる場合は自由に病棟外に出ることは原則禁止です。検査などの場合は特殊なマスクを着用し病棟外に出ます。もちろん病院外には出られません。 検査で排菌がないと確認されれば、外出も認められます。

 

Bお見舞いが違います
結核病棟のお見舞いには、子供や体調の悪い人、免疫力の低下している人は断られます。これは結核に感染しないための措置です。また、入院初期の場合、家族のみ面会可能という場合もあるので確認してから行くほうがいいでしょう。 面会時に必須なのがN95というマスクです。売店や自販機で1個100〜200円前後で購入し、着用しないと入れません。感染から守るためなので会話するときも必ずつけてください。マスクは隙間が開かないようきちんと着用してください。 正しいマスクのつけ方を看護師さんなどに教えてもらうといいかもしれません。

 

C医師・看護師もマスク着用
基本的に医師・看護師も一般病棟と同じように接してくれます。でもN95のマスクは必ず着けてます。 医療現場で医師、看護師の結核感染が多いのはやはり結核病棟です。

 

【病院の選択について】
診療所や一般病院で結核だと診断され入院が必要になった場合、結核病棟のある病院に転院することなります。 現在、採算性の問題等から結核病棟を閉鎖する病院が増えています。入院したくても家の近くにない場合もあるのです。家に近いところに入院する場合がほとんどですが、できれば新しい、施設の整った病院がいいですね。 結核病棟のある病院は古いものが多く、新館は内科・外科などの病棟で、隣にある旧館が結核病棟というところもあります。

 

 

結核治療は基本的には内服治療です。個人差はありますが、2週間ほどで症状は軽快することが多く、体は元気で食欲もある、暇でしょがないなんて人もいます。 それでも、病室にこもっていなければならないことが多いので、新しくてキレイな病院のほうが快適に過ごせるのではないでしょか。

 

関連ページ

結核の症状
気になる身体の症状の原因,予防や対策方法,治療法や名医など健康維持&健康回復に役立つ情報をまとめたサイトです。困った時に、又、転ばぬ先の杖としてお役立ていただけたら幸いです。
結核の感染と発病
気になる身体の症状の原因,予防や対策方法,治療法や名医など健康維持&健康回復に役立つ情報をまとめたサイトです。困った時に、又、転ばぬ先の杖としてお役立ていただけたら幸いです。
結核検査について
気になる身体の症状の原因,予防や対策方法,治療法や名医など健康維持&健康回復に役立つ情報をまとめたサイトです。困った時に、又、転ばぬ先の杖としてお役立ていただけたら幸いです。
結核治療(外来治療/DOTS
気になる身体の症状の原因,予防や対策方法,治療法や名医など健康維持&健康回復に役立つ情報をまとめたサイトです。困った時に、又、転ばぬ先の杖としてお役立ていただけたら幸いです。
結核治療(N95マスク    薬剤感受性試験
気になる身体の症状の原因,予防や対策方法,治療法や名医など健康維持&健康回復に役立つ情報をまとめたサイトです。困った時に、又、転ばぬ先の杖としてお役立ていただけたら幸いです。
結核と法律
気になる身体の症状の原因,予防や対策方法,治療法や名医など健康維持&健康回復に役立つ情報をまとめたサイトです。困った時に、又、転ばぬ先の杖としてお役立ていただけたら幸いです。
結核治療の金銭的支援について
気になる身体の症状の原因,予防や対策方法,治療法や名医など健康維持&健康回復に役立つ情報をまとめたサイトです。困った時に、又、転ばぬ先の杖としてお役立ていただけたら幸いです。
結核の予防/結核患者への接し方
気になる身体の症状の原因,予防や対策方法,治療法や名医など健康維持&健康回復に役立つ情報をまとめたサイトです。困った時に、又、転ばぬ先の杖としてお役立ていただけたら幸いです。